障害者の方の生活状況について(国の調査データから)-7-

こんにちは。リネオス福岡天神です。

本日も厚生労働省のデータ「生活のしづらさなどに関する調査」(平成28年版)の結果を紹介していきます。

障害の原因について

障害の原因についてみると、65歳未満、65歳以上ともに「病気」と答えた方の割合が最も高く、65歳未満では36.0%、65歳以上では57.2%となっています。

また、障害者手帳の種類別でみると、特に身体障害者手帳所持者は、「病気」と答えた者の割合が最も高く、65歳未満では52.5%、65歳以上では59.5%となっています。

厚生労働省「平成28年生活のしづらさなどに関する調査 (全国在宅障害児・者等実態調査)結果」(以下H28生活のしづらさなど調査)34ページをもとに筆者が作成

福祉サービスの利用状況

障害者総合支援法による福祉サービスの利用状況をみると、障害者総合支援法による福祉サービスを受けている方の割合は、65歳未満が32.0%、65歳以上が22.7%となっています。また、障害者総合支援法による福祉サービスを利用している方のうち、障害支援区分の認定を受けている方の割合は、65歳未満が62.0%、65歳以上が72.2%です。また、障害者手帳の種類別でみると、療育手帳所持者については、65歳未満の半数以上が福祉サービスを利用しています。

H28生活のしづらさなど調査 35~36ページをもとに筆者が作成

介護サービスの利用状況

介護保険法に基づくサービスの利用状況についてみると、「利用している」と答えた方の割合は40歳以上~65歳未満では8.7%、65歳以上では36.3%となっています。

H28生活のしづらさなど調査 37~38ページをもとに筆者が作成

参考資料:平成28年生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)