障害と仕事⑤「向いている仕事ってあるの?」

こんにちは。

「障害と仕事」のテーマのブログも5回目となりました。
今回は、「障害によって向いている仕事があるの?」という疑問にお答えしていきたいと思います。

よく、○○障害の方はこのような仕事が向いている、ということを聞くこともあるかと思います。
それは正確に言えば、その障害がある方の特性にはこういう仕事が向いているよ、という意味になります。そのため、障害名によって必ず向いている仕事、というものはあまり存在しません。

皆さんもお気づきの通り、同じ障害名であっても一人一人症状も経験も違います。
そのため障害名だけで向いている仕事を探す、ということは難しい、ということになるのです。

それでは仕事を探すうえでどうしたらいいのか?
以下、自分に合う仕事を探す準備について考えていきましょう。

<仕事を探すための準備>

自分の障害についてまとめること
・自分の障害特性をまとめ、仕事をするうえで困ること、活かせることなどを確認する
・自分のできること、できないことを確認する
例)発達障害で過集中の傾向がある、過集中にならないようにしながらであればPCの入力は自信がある!入力作業には自信があるが電話応対は難しい・・・
→電話応対なしの入力作業の仕事なら自分の力を活かせるかも?

②自分にとって働くうえでの優先順位を決める
・働く時間、働く場所、給与、休みいろいろありますが、まずは絶対に譲れないものを1つ決めましょう。実際に優先順位が決まったら、自分の優先順位にあう仕事があるのかどうか、ハローワークなどの求人を見てみましょう!

③先に①②の内容を見比べ、自分の条件に合う会社があるか確認してみましょう。
「自分の条件に当てはまる会社がない!」という方。もしかしたら、ご自身の準備の部分が不足しているところはありませんか?スキル、体調面が足りない場合には自分の条件に合う仕事が見つからないことも多いです。条件を帰ることができなければ、求めているスキルを身に着けるなどステップアップをしてみましょう。

いかがですか?
まずは自分の今の状況をまとめること、そのうえで実際の求人と照らし合わせてみることなどが大切です。

また、同じ事務職でも会社によって求められるスキルや内容、また職場環境も違います。
もし可能であれば雇用前実習、見学など事前に企業の状況を見ることでミスマッチを防ぐこともできます。
まずは「確認」して進めていくことがとても大事です。

皆さんの力が活かせる仕事が見つかるように就労移行やハローワーク、職業センターといったサポートをしてくれるところもありますので自分の状況に応じて相談をしてみてくださいね!