リネオス福岡天神 1年間の就職者について

~障害者雇用枠で就職された方の情報~

さて今回は2022年6月に開所してから2023年5月までの1年間の就職実績について皆様にお届けしたいと思います。

<就職者の人数・平均年齢>

1年間の就職者は6名男性3名女性3名でした。障害種別は精神の方が5名、身体の方が1名です。

就職者の平均年齢は36.1歳最年長の方は54歳での就職でした。

6名の中でアルバイトも含め3か月以上仕事をしたことがない・今回初めての就職という方が2名障害者雇用が初めてという方は就職が初めての方も含め5名です。

リネオスを利用して初めての障害者雇用にチャレンジ、という方が多いことがわかりますね。

<離職期間・訓練期間について>

離職期間がある方の多くは1~2年程度でした。就労移行での訓練期間の平均は12.2ヵ月で、多くの方が利用開始して1年程度で就職をされていました。

ちなみに離職期間は長い方で10年以上空いている方もいらっしゃいました。

上記のデータから就労移行の利用の開始は人によってさまざまですが、離職後ある程度体調が整ってからの利用、もしくは離職してすぐからの利用の方が多いことがわかりました。

<在宅就労について>

完全在宅・一部在宅勤務は2名です。

お二人とも専門職ではなく事務職が中心の仕事でした。

ちょうど就職者の3分の1の方が在宅での仕事をしている形になります。このデータはアーネストキャリア中洲川端時代からずっと同じ割合となります。
2名とも事務職ですので専門的なスキルでないと在宅勤務での就職が難しいか、といわれればそういうわけではないようです。

採用の基準としては「通勤も可能なくらいの体調管理・自己管理ができている」人は就職しても自己管理ができてるとして採用のご連絡を頂くことが多いようです。
PCのスキル、体調管理どちらも一人である程度自立していることが大切といえるようです。

<就職先について>

訓練の内容はPCを使っておこないますが、就職先はご自身が希望の就職先を一緒に検討していく形になります。実際に6名のうち2名は接客業などPCを使わない仕事を希望され就職されています。

勤務時間としてはフルタイムの方が2名、本人希望にて短時間(4~6時間)から始めた方が4名です。
実際に働いてみて体調に問題がないと確認してから徐々に時間を延ばしている方もいらっしゃいます。
まずは自分にあった勤務というのはどれくらいの時間なのかをしっかりと訓練を通じ考えていただくことが大切だと思います。

<就職のポイント>

この一年で就職された方たちは、年齢も社会経験もスキルもバラバラですが全員がしっかりと訓練を休むことなく来ることができるようになった時に就職が決まった、ということが共通点として挙げられます。
やはり「体調第一」といえるかもしれません。

昨年の就職者の方たちも利用の開始時は週2,3回から徐々に日数を増やしていく方、まずはPMから通所を始めて徐々に一日延ばしていく方など様々いらっしゃいました。

最初から完璧にできたわけではなく、徐々に進めていくことも就職へ近づく第一歩となりそうです。

いかがでしたか?
年齢、離職期間などに関係なくしっかりと訓練を出来ている方は就職できる!ということがわかっていただければ嬉しいです。
もちろん就職に向けて自分の障害を理解し、それを就職先に上手に伝えることもとても大切です。
そういった様々なことをマンツーマンで取り組むのリネオス福岡天神の特徴です。

一人では難しいけど就職したい!という方はぜひ見学からお待ちしています。