障害と仕事②

こんにちは!
前回の①では「障害者求人」「一般求人」についておさらいをしていました。
今回は障害者求人にはどんな仕事があるか、などを見ていきましょう。

Q:障害者雇用って軽作業が多いの?

A:そんなことはありません。軽作業の仕事ももちろんありますが、事務職、在宅での仕事、IT系といった専門職など一般求人と変わらないくらいいろいろな求人があります。
もちろん一般の求人と同じように資格が必要な仕事については必要な資格を持っていることが応募条件になるなどの条件もあります。

Q:障害者雇用ってすごく給与が安い?給与にすごく幅があるの?

A:求人をよく見てみると、障害者求人の中には「短時間勤務可」という記載があるものも多くみられます。短時間の具体的な時間は求人によって変わりますが、その場合には時給計算された記載となっています。そのため、一般求人の8時間勤務の求人から見ると少なる感じる、また6時間~8時間という勤務時間の幅がある求人に関しては給与に幅があるように見えるかもかもしません。

しかし、その分短い時間からチャレンジできる、体調に無理なく働ける求人が多くあるのも事実です。

また、一般の求人と同じ時間でもすこし低めに給与を設定してあるところもあるかもしれません。その分、会社へ配慮の調整を行うこともできるので、どちらがより自分にとって働きやすいかを考えていくことも大切です。

Q:障害者求人は手帳さえあればどんな求人にも応募できるの?

応募は可能です。ただ、求人の特記事項などをよく見てみましょう。もし、その仕事に必須の資格がある場合や職務経験が必要な仕事についてはその条件を満たす方が採用になる形です。求人票をしっかりと確認することが大切です。

Q:障害者雇用でも年齢が若くないと厳しいですか?

A:そんなことはありません。企業によっては、社会経験があることを重視する企業も多くあります。その企業が求めている人材であれば年齢に関係なく採用される形になります。

(ちなみにリネオス福岡天神の前身であるアーネストキャリア中洲川端駅前では1昨年の就職者平均年齢は40歳でした。)

Q:何時間くらい働けるようになれば求人に応募できますか?

A:基本的には多くの企業は週に20時間以上勤務できる方、もしくは30時間以上勤務できる方を探しています。そのため、まずは最低でも20時間以上働ける状態に体を慣らしておくことが大切です。

Q:学校卒業して一度も働いたことはないのですが、それでも就職できますか?

就労移行ではいままで一度も働いたことない人もたくさん通所されています。現在、体調も整い、週4,5日は通所できる自信があれば就労移行に通所して、毎日決まった時間に行くことができる実績を積んでいくことも一つの就職の近道です。

もし、まだ体力的に自信がないときには、就労移行支援以外の福祉施設や精神科デイケアなど約束した日に外に出ることから始めることも必要です。まずは無理ない範囲で始めていくこと、主治医にしっかりと相談したうえで進めるようにしましょう。

少しでも障害者雇用のイメージはできたでしょうか?
何事もまずは「相談」から始めてみましょう。すべてを一人でしよう、と思うとなかなか難しいものです。身近な人、福祉の方、主治医など聞ける方に相談してみることが第一歩です!

それではまた次のブログでお会いしましょう。