障害者の方の生活状況について(国の調査データから)-1-

こんにちは。リネオス福岡天神です。
まだ冷える日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
本日は、全国の障害者のかたの状況について、厚生労働省のデータ「生活のしづらさなどに関する調査」の結果を紹介します(最新の平成28年版より)。

「生活のしづらさなどに関する調査」は、在宅の障害児・者等(難病等患者などを含む)の生活実態とニーズを把握することを目的として行われています。この調査結果は、障害者施策の推進に向けた検討の基礎資料として使われています。

障害者手帳を持っている人はどのくらいいるか

障害者手帳所持者等の人数については、身体障害者手帳は428.7万人、療育手帳は96.2万人、精神障害者保健福祉手帳は84.1万人となっています(いずれも推計)。3障害のなかでは、身体の方が最も多いことがわかりますね。いずれも、前回調査(平成23年)から増えています。
また障害者手帳は所持しておらず、自立支援給付等を受けている方も33.8万人います。
なお、この調査では在宅の人を対象にしているため、施設入所で暮らしている方も加えると、もっとたくさんの障害者の方がいます。

福祉サービスの利用状況はどのくらいか

障害者手帳を持っている人のうち、障害者総合支援法の福祉サービスを利用している人の割合は、65歳以上では19.8%、65歳未満では32.1%となっています。
年代に関わらず、福祉サービスを利用しているのは半分以下という結果になっています。

参考資料:平成28年生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)