障害者の方の生活状況について(国の調査データから)-4-

こんにちは。リネオス福岡天神です。3月になり暖かい日も増えてきました。花粉症の方は、どうかお大事にしてくださいね。

厚生労働省のデータ「生活のしづらさなどに関する調査」(平成28年版)の結果紹介も4回目になりました。(なお、令和4年12月に、最新の令和4年版調査が行われました。結果の公表はまだされていません)
日本では障害者の方がどのように暮らしているのか参考にしていただければ幸いです。

本日は、日常生活動作等の状況についての調査結果を紹介します。この項目では日常生活のなかで、介助が必要な動作は何か聞かれています。

ADLとIADL

中身について触れる前に、「ADL」と「IADL」とは何かについて説明します。どちらも障害や介護の世界でよく使われる用語です。「ADL」とは「Activities of Daily Living」の頭文字で、「日常生活動作」のことです。それにたいして「IADL」は「Instrumental Activities of Daily Living」の頭文字で、「Instrumental(手段となる)」がついていることからわかるように、「手段的日常生活動作」のことをいいます。ADLよりも高いレベルの動作になります。

調査項目

「生活のしづらさなどに関する調査」では、ADLに類する項目として「食事をする」「排せつをする」「入浴する」「家の中を移動する」「衣服を着たり脱いだりする」が挙げられています。またIADLに類する項目として「食事の支度や後片付けをする」「身の回りの掃除、整理整頓をする」「洗濯をする」「買い物をする」が挙げられています。
上記以外には、身の回りの管理として「お金の管理をする」「薬の管理をする」、意思疎通として「自分の意思を伝える」「相手の意思を理解する」という項目があります。

どのような行為について介助を必要とするか

調査では、日常生活において介助(一部または全部)を必要とする動作の項目を選ぶようになっています。全体において、「身の回りの掃除、整理整頓をする」や「買い物をする」というIADLに関する動作において介助を必要とする方の割合が高くなっています。
また、障害者手帳の種類別でみると、療育手帳を持っている方では「お金の管理をする」、「薬の管理をする」という身の回りの管理に関する動作において介助が必要な方の割合が高くなっています。

参考資料:平成28年生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)