こんにちは。先日の記事「就労移行支援とは?」はお読みいただけましたでしょうか?
そちらの記事で、就労移行支援の利用にあたり、福岡市の場合には「計画相談支援事業所」への登録が必要ですとご説明しました。
今日は計画相談支援とは何か?について、簡単に解説します。
「計画相談支援事業所」は、サービス利用支援、継続サービス利用支援を行うところです。
サービス利用支援(利用を始めるとき)
サービス利用支援では、いろいろな福祉サービスをうまく利用するお手伝い(相談支援)をします。現在、障害者の方が利用できる福祉サービスは多岐にわたっています(就労に関するもの、生活に関するもの、医療に関するもの、教育に関するものなど)。様々なサービスがあるため、ご自身だけではどのサービスを選べば良いのか、どんな支援が必要なのか判断しづらいと思います。
そこで計画相談支援では、それぞれの方にとって必要な支援を紹介したり、各種関係事業所との連絡調整を行っています。利用申請にあたって必要な「サービス等利用計画案」も作成します。
「サービス等利用計画案」は、ご本人の心身の状況 、その置かれている環境 、日常生活の状況 、現在受けているサービス、サービス利用の意向 、支援する上で解決すべき課題等を検討して作成されます。
継続サービス利用支援(利用し始めてから)
また、就労移行支援などの福祉サービスを利用し始めてからも、一定期間ごとにモニタリングを行います。モニタリングでは、サービスを利用している近況などについてうかがいます。その内容に応じて、「サービス等利用計画」の内容を調整していきます。
(上記は、一般的な内容の説明になります。詳しい相談支援の状況については、個々のケースによります)
参考資料:福岡市計画相談支援マニュアル